<第89回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)
往路5区の残り1・5キロで途中棄権した最多87度目出場の名門・中大が、意地を見せた。
復路はチームの合計タイムと個人のタイムが参考記録とされるだけの、いわばオープン参加の形で8時10分に一斉スタート。そんな中、8区の永井秀篤(2年)が1時間6分10秒と爆走した。これは区間賞を獲得した青学大・高橋宗司(2年)の1時間6分46秒を36秒も上回るもの。もちろん“幻の区間賞”だが、永井は「この1年、ボクがしっかりやったことを出せました。中大は強いんだぞ、というところを見せつけたかった」と胸を張った。