全日本実業団対抗女子駅伝は14日、宮城県松島町中央公民館前~仙台市陸上競技場の6区間、42・195キロで行われる。ノーリツは入社2年目の岩出玲亜(19)が横浜国際女子マラソンで3位と大健闘し、ベテラン主体のチームを勢いづけた。
タイムも2時間27分21秒の20歳未満日本最高記録を樹立。「人と違うことをやって強くなりたい。2時間27分台で走って、世界をより近くに感じられた」と将来性は十分だ。今大会ではマラソンの疲れさえなければ、前半のエース区間である3区に起用される可能性が高い。勢いのある走りでチームを上位の流れに乗せるだろう。
1区候補の井上藍(24)が11月に5000メートルで大幅な自己新を出し、先頭から離れない走りが期待できる。また39歳の大ベテランで、トラックでも世界陸上代表経験のある小崎まりを2区に投入することも可能で、実現すれば3区の岩出との“19歳差のタスキリレー”(岩出は12月8日に20歳になる)が行われることになる。さらに5区の堀江美里(27)は3000メートル障害とマラソンで活躍する二刀流と多彩なメンバーで上位進出を狙う。