第66回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)。Hondaが創部51年目で悲願の初優勝を果たした。6区で首位に立ち逃げ切った。富士通は12位に終わり連覇はならなかった。

区間エントリー一覧はこちら>>


初優勝を果たし、Hondaの土方英和はガッツポーズでゴール(撮影・横山健太)
初優勝を果たし、Hondaの土方英和はガッツポーズでゴール(撮影・横山健太)

◆レース経過

※タイムは速報値


◆7区15・5キロ 伊勢崎市西久保町〜群馬県庁

※区間記録 44分47秒=鎧坂哲哉(旭化成)


◆5・0キロ トップのHonda・土方と2位SUBARU・口町の差が12秒に縮まる。4位旭化成は3位三菱重工を捉える


◆6・6キロ トップのHonda・土方と2位SUBARU・口町の差が6秒まで縮まる


◆8・5キロ トップのHonda・土方が下り坂を利用しギアを上げる。一時5秒差まで詰められた2位SUBARU・口町との差を再び13秒に広げた


◆9・3キロ トップのHonda・土方と2位SUBARU・口町との差は16秒に


◆11・5キロ トップのHonda・土方が力強い走りで2位SUBARU・口町との差を20秒以上に広げた


◆ゴール地点 Hondaのアンカー土方が力走。創部51年目で初優勝を果たした


※区間賞 Honda・土方英和 46分36秒

7区土方がゴールしHondaが初優勝を果たす(撮影・横山健太)
7区土方がゴールしHondaが初優勝を果たす(撮影・横山健太)
7区土方がゴールしHondaが初優勝を果たす(撮影・横山健太)
7区土方がゴールしHondaが初優勝を果たす(撮影・横山健太)
チームメートから胴上げされるHonda7区土方(撮影・横山健太)
チームメートから胴上げされるHonda7区土方(撮影・横山健太)
初優勝を果たし笑顔を見せるHondaの選手たち。左から小川監督、1区川瀬、2区ジャクソン、3区小川、4区伊藤、5区青木、6区中山、7区土方(撮影・横山健太)
初優勝を果たし笑顔を見せるHondaの選手たち。左から小川監督、1区川瀬、2区ジャクソン、3区小川、4区伊藤、5区青木、6区中山、7区土方(撮影・横山健太)
初優勝を果たし笑顔を見せるHondaの選手たち。左から小川監督、1区川瀬、2区ジャクソン、3区小川、4区伊藤、5区青木、6区中山、7区土方(撮影・横山健太)
初優勝を果たし笑顔を見せるHondaの選手たち。左から小川監督、1区川瀬、2区ジャクソン、3区小川、4区伊藤、5区青木、6区中山、7区土方(撮影・横山健太)
2位でゴールするSUBARU7区口町(撮影・横山健太)
2位でゴールするSUBARU7区口町(撮影・横山健太)
3位でゴールする旭化成7区大六野(撮影・横山健太)
3位でゴールする旭化成7区大六野(撮影・横山健太)
4位でゴールする三菱重工7区定方(撮影・横山健太)
4位でゴールする三菱重工7区定方(撮影・横山健太)
5位でゴールするトヨタ自動車7区大石(撮影・横山健太)
5位でゴールするトヨタ自動車7区大石(撮影・横山健太)
6位でゴールする黒崎播磨7区中村(撮影・横山健太)
6位でゴールする黒崎播磨7区中村(撮影・横山健太)
7位でゴールするSGホールディングス7区三上(撮影・横山健太)
7位でゴールするSGホールディングス7区三上(撮影・横山健太)
8位でゴールするトヨタ自動車九州7区大城(撮影・横山健太)
8位でゴールするトヨタ自動車九州7区大城(撮影・横山健太)
ゴールする富士通7区浦野(撮影・横山健太)
ゴールする富士通7区浦野(撮影・横山健太)

【総合順位】

(1)Honda 4時間51分04秒

(2)SUBARU   +1分05秒

(3)旭化成      +1分43秒

(4)三菱重工     +1分45秒

(5)トヨタ自動車   +3分04秒

(6)黒崎播磨     +3分46秒

(7)SGホールディングス+3分38秒

(8)トヨタ自動車九州 +3分49秒

※以上入賞

(9)GMO      +3分54秒

(10)日立物流     +4分01秒

(11)トヨタ紡織    +4分15秒

(12)富士通      +5分32秒

(13)ヤクルト     +5分39秒

(14)マツダ      +5分41秒

(15)NTT西日本   +5分59秒

(16)中国電力     +6分58秒

(17)中電工      +7分00秒

(18)トーエネック   +7分02秒

(19)JR東日本    +7分03秒

(20)NTN      +8分10秒

(21)コニカミノルタ  +8分11秒

(22)愛三工業     +8分22秒

(23)住友電工     +8分25秒

(24)カネボウ     +8分33秒

(25)安川電機     +9分10秒

(26)小森コーポレーション+9分36秒

(27)九電工      +9分39秒

(28)大塚製薬     +10分14秒

(29)中央発條     +10分16秒

(30)サンベルクス   +10分23秒

(31)YKK      +10分31秒

(32)戸上電機製作所  +10分49秒

(33)コモディイイダ  +12分29秒

(34)大阪府警     +13分15秒

(35)西鉄       +13分20秒

(36)JFEスチール  +15分32秒

(37)武田薬品     +37分13秒


◆6区12・1キロ 桐生市役所〜伊勢崎市西久保町

※区間記録 35分13秒=小野知大(旭化成)


◆2・8キロ 旭化成・鎧塚が黒崎播磨を捉え4位浮上


◆5・0キロ 首位三菱重工と2位Honda、SUBARUとのは22秒。中継所より1秒だが広がった


◆7・2キロ Hondaの中山、SUBARUの小山が激しく競り合いながら首位三菱重工を追いかける。その差は12秒まで縮まる。HondaがSUBARUを振り切って2位に


◆8・4キロ Hondaの中山が三菱重工・吉岡を捉えると一気に抜き去りトップに立つ


◆10・0キロ SUBARU・小山が三菱重工を抜き2位。トップのHondaとは6秒差


◆第6中継所 Honda・小山が初優勝を目指しトップでアンカーにタスキリレー。2位SUBARUとの差は16秒。富士通は3分36秒差の14位


(1)Honda 4時間04分28秒

(2)SUBARU     +16秒

(3)三菱重工       +32秒

(4)旭化成        +42秒

(5)黒崎播磨     +1分44秒

※区間賞 Honda・中山顕 36分27秒


◆5区15・8キロ 太田市役所〜桐生市役所

※区間記録 44分57秒=坪田智夫(コニカ)


◆1・0キロ 首位の三菱重工・山下は向かい風の中、3分3秒


◆3・4キロ トヨタ自動車・服部勇馬が黒崎播磨を抜き2位浮上。SUBARU・照井も黒崎播磨を抜き3位に


◆5・0キロ 首位の三菱重工・山下は15分ちょうどで通過


◆8・6キロ Hondaの青木がトヨタ自動車・服部勇馬を抜き4位浮上


◆9・0キロ Hondaの青木がSUBARU、黒崎播磨を捉え2位グループ形成。富士通・鈴木健吾は16位グループ


◆10・0キロ 首位の三菱重工・山下は向かい風に苦しみながら30分38秒で通過


◆11・0キロ 首位の三菱重工・山下は33分35秒。39秒遅れてHonda、SUBARU、黒崎播磨の2位集団。富士通は3分14秒差の16位


◆14・2キロ SUBARUの照井が単独2位に


◆第5中継所 三菱重工・山下がトップを守ってタスキリレー。2位SUBARUとの差は21秒に縮まった。3位はHonda、4位は黒崎播磨、5位が旭化成。富士通は3分28秒差の14位


(1)三菱重工 3時間27分29秒

(2)SUBARU    +21秒

(3)Honda     +32秒

(4)黒崎播磨      +39秒

(5)旭化成       +45秒

※区間賞 旭化成・小野知大 47分46秒


◆4区22・4キロ 伊勢崎市役所〜太田市役所

※従来の区間記録 1時間3分57秒=井上大仁(MHPS)


◆5・0キロ 三菱重工・井上が13分53秒でトップ通過。2位旭化成とは33秒差。安川電機・古賀が13分37秒で通過。7人抜きで22位浮上


◆7・9キロ トヨタ自動車・西山が旭化成・市田を抜き2位浮上


◆8・0キロ GMO・吉田(青学大出身)が富士通・中村、Honda・伊藤らの11集団に追いつく


◆10・0キロ 三菱重工・井上がトップをキープ。2位トヨタ自動車、3位旭化成。6位に黒崎播磨。細谷が27分41秒で走る


◆中間点 三菱重工・井上がトップ。35秒差でトヨタ自動車と旭化成。富士通は1分26秒差の10位


◆13・2キロ 旭化成が黒崎播磨、SUBARUに抜かれ5位後退。安川電機・古賀が8人抜きで21位浮上


◆13・9キロ 安川電機・古賀が9人抜きで20位浮上


◆14・0キロ 安川電機・古賀が10人抜きで19位浮上


◆15・2キロ 黒崎播磨とSUBARUが2位トヨタ自動車・西山に追いつく


◆15・4キロ 富士通・中村はBTT西日本、SGホールディングス、Honda、GMO、トヨタ自動車九州と9位集団


◆18・8キロ トップを走る三菱重工・井上が向かい風に苦しそうな表情を見せるが歯をくいしばって力走。2位は黒崎播磨、3位はトヨタ自動車、SUBARU。安川電機・古賀が14人抜きを達成し15位。富士通・中村は古賀に抜かれ16位後退


◆20・7キロ Hondaの伊藤が向かい風の中、9人抜きで一気に5位浮上


◆第4中継所 創部40年目で初優勝を目指す三菱重工・井上が快走。トップでタスキリレー。39秒差で2位黒崎播磨。黒崎播磨は細谷が区間新記録をマーク。富士通は3分10秒遅れで19位後退。連覇は厳しいか


(1)三菱重工 2時間38分50秒

(2)黒崎播磨      +39秒

(3)SUBARU    +54秒

(4)トヨタ自動車  +1分00秒

(5)Honda   +1分21秒

※区間賞 黒崎播磨・細谷恭平 1時間3分43秒=区間新


◆3区13・6キロ 前橋市公田町〜伊勢崎市役所

※従来の区間記録 37分39秒=西山雄介(トヨタ自動車)田村和希(住友電工


◆2・5キロ SUBARU・梶谷がトップをキープ


◆5・0キロ SUBARU・梶谷がトップも2位トヨタ紡織、3位三菱重工との差は3秒に縮まる。東京五輪代表の旭化成・相沢は13分19秒のハイペースで飛ばし5位浮上


◆5・6キロ トヨタ紡織・大池、三菱重工・林田がSUBARUに追いつき3チームがトップに


◆6・5キロ 旭化成・相沢が4位のマツダに並んだ


◆8・0キロ 三菱重工・林田が抜けだし単独トップに。2位SUBARU、3位トヨタ紡織


◆8・9キロ 旭化成・相沢がトヨタ紡織・大池を抜き3位浮上


◆9・3キロ 旭化成・相沢がSUBARU・梶谷を捉え2位浮上。これで8人抜き


◆10・0キロ 旭化成・相沢は全体トップの26分51秒で通過


◆11・0キロ 三菱重工・林田が2位以下を突き放し快走


◆第3中継所 三菱重工・林田がトップを保ちタスキリレー。16秒差で2位旭化成、28秒差で3位トヨタ紡織。旭化成・相沢ら7人が区間新をマーク。富士通は1分9秒差の11位。37位武田薬品はタスキをつなげず繰り上げスタート


(1)三菱重工 1時間34分38秒

(2)旭化成       +16秒

(3)トヨタ紡織     +28秒

(4)マツダ       +36秒

(5)NTT西日本    +38秒

※区間賞 旭化成・相沢晃 37分09秒=区間新


◆2区8・3キロ 高崎市役所〜前橋市公田町

※区間記録 21分53秒=ベナード・コエチ(九電工)


◆2・0キロ YKK、九電工、GMOの3チームが先頭。富士通は6位後退


◆3・0キロ 42分49秒。YKK・コシンベイ、九電工・コエチ、GMO・ロノの3人の競り合い


◆4・2キロ 先頭はYKK・コシンベイ、2位に九電工・コエチ、GMO・ロノはやや遅れ3位後退


◆5・0キロ 先頭はYKK・コシンベイ、4秒贈れて2位九電工・コエチ。3位にSUBARU。富士通は14位後退


◆6・5キロ SUBARUのキプランガット・ベンソンが先頭に立つ。5秒贈れて2位YKK・コシンベイ


◆7・0キロ カネボウのマサイが13人抜きで16位浮上


◆第2中継所 SUBARUのキプランガット・ベンソンがトップでタスキリレー。16秒秒遅れで2位YKK。3位にトヨタ紡織。旭化成は10位、13位に16人抜きのカネボウ、富士通は20位


(1)SUBARU 57分00秒

(2)YKK      +16秒

(3)トヨタ紡織    +19秒

(4)マツダ      +21秒

(5)三菱重工     +21秒

※区間賞 SUBARU・キプランガット・ベンソン 22分03秒

2区~3区 2区SUBARUベンソン(左)からタスキを受け取る梶谷(撮影・横山健太)
2区~3区 2区SUBARUベンソン(左)からタスキを受け取る梶谷(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする旭化成3区相沢(右)。左は日立物流3区牟田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする旭化成3区相沢(右)。左は日立物流3区牟田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする旭化成3区相沢(右)。左は日立物流3区牟田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする旭化成3区相沢(右)。左は日立物流3区牟田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする富士通3区潰滝(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする富士通3区潰滝(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするSUBARU3区梶谷(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするSUBARU3区梶谷(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするYKK3区内田(右)(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするYKK3区内田(右)(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトヨタ紡織3区大池(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトヨタ紡織3区大池(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするNTT西日本3区小林(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするNTT西日本3区小林(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトーエネック3区難波(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトーエネック3区難波(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトヨタ自動車3区太田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートするトヨタ自動車3区太田(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする黒崎播磨3区田村(撮影・横山健太)
第2中継所をスタートする黒崎播磨3区田村(撮影・横山健太)

◆1区12・3キロ 群馬県庁〜高崎市役所

※区間記録 34分16秒=マーティン・マサシ(スズキ)

◆スタート地点 快晴だが北風が冷たく気温は上がらず。午前9時15分、37チームが一斉にスタート


◆1・0キロ 2分57秒で通過。旭化成・茂木が縦長の集団を引っ張る


◆3・0キロ 依然、旭化成・茂木が先頭集団を引っ張る。武田薬品が遅れ始めた


◆5・0キロ 14分30秒で通過。依然として旭化成・茂木が大集団を引っ張っている


◆6・2キロ 集団の中にいたヤクルト武田が転倒。集団から後退


◆7・3キロ 転倒したヤクルト武田は再び集団に。西鉄が遅れ集団は35チーム 


◆10・0キロ 28分46秒。旭化成・茂木がトップ。GMO:村山らが続く。縦長の集団は31チームに


◆10・8キロ YKKの森山が抜けだし集団のトップに


◆第1中継所 12キロ付近で九電工・舟津がYKK・森山を捉えトップでタスキリレー。わずかの差で2位YKK


(1)九電工 34分41秒

(2)YKK    +3秒

(3)富士通    +3秒

(4)旭化成    +4秒

(5)日立物流   +5秒

※区間賞 九電工・舟津 34分41秒

一斉に群馬県庁前からスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉に群馬県庁前からスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉に群馬県庁前からスタートする選手たち(撮影・横山健太)
一斉に群馬県庁前からスタートする選手たち(撮影・横山健太)
観戦自粛を求める看板(撮影・横山健太)
観戦自粛を求める看板(撮影・横山健太)

■■■■■■■■


◆出場チーム◆


NOチーム名出場回数前年順位地区順位
1富士通2年連続31回目1位東日本1位
2トヨタ自動車33年連続43回目2位中部2位
3旭化成36年連続59回目3位九州1位
4日立物流10年連続10回目4位東日本3位
5Honda38年連続39回目5位東日本2位
6三菱重工13年連続26回目6位九州2位
7JR東日本4年連続16回目7位東日本9位
8ヤクルト9年連続42回目8位東日本4位
9GMOインターネットグループ3年連続3回目9位東日本5位
10SGホールディングス27年連続28回目10位関西1位
11トヨタ自動車九州13年連続20回目11位九州5位
12住友電工5年連続8回目13位関西3位
13九電工47年連続53回目14位九州4位
14トヨタ紡織25年連続25回目15位中部1位
15安川電機32年連続44回目16位九州6位
16黒崎播磨11年連続34回目17位九州3位
17コニカミノルタ37年連続47回目18位東日本10位
18NTT西日本14年連続57回目19位関西4位
19トーエネック10年連続12回目21位中部5位
20JFEスチール3年連続45回目22位中国4位
21サンベルクス2年連続4回目23位東日本11位
22中国電力30年連続30回目24位中国2位
23マツダ20年連続57回目26位中国3位
24愛三工業21年連続21回目27位中部3位
25中電工26年連続26回目28位中国1位
26中央発條8年連続39回目29位中部6位
27大塚製薬2年連続27回目30位関西2位
28戸上電機製作所2年連続3回目32位九州8位
29コモディイイダ3年連続3回目33位東日本12位
30YKK30年連続32回目34位北陸1位
31カネボウ7年連続59回目-東日本6位
32SUBARU2年ぶり21回目-東日本7位
33小森コーポレーション2年ぶり37回目-東日本8位
34NTN2年ぶり57回目-中部4位
35大阪府警6年ぶり10回目-関西5位
36武田薬品6年ぶり3回目-中国5位
37西鉄2年ぶり18回目-九州7位