<陸上:全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム
元日恒例の全日本実業団対抗駅伝は、コニカミノルタが4時間53分35秒で2年連続8度目の優勝を遂げた。トヨタ自動車九州が4時間54分59秒で昨年に続いて2位になり、2年ぶりの優勝を狙った日清食品グループは3位だった。通算21度優勝の旭化成は4位。廃部のエスビー食品の選手らを受け入れて初出場となったDeNAは17位だった。
コニカミノルタは転がり込んだ勝機を逃さなかった。22キロと長丁場の4区で、エース宇賀地強が一時は先頭の日清食品グループ佐藤に1分以上離されながら、佐藤の失速に乗じて最後は16秒差まで詰めて3位。5区で野口が区間賞を奪って2位に3秒差のトップに浮上すると、6区の新田も区間1位の走りでリードを広げ、逃げ切った。1区15位だった松宮は「厳しい展開でも勝ち切れたのは底力だと思う」と胸を張った。