陸上の世界選手権(27日開幕、大邱=韓国)に出場する男子短距離陣が10日、山梨県都留市の都留市総合運動公園陸上競技場で合宿を公開し、200メートル、400メートルリレーに出場する高平慎士(27=富士通)が「個人種目では決勝進出、リレーではこれまでの伝統を引き継ぎたい」と意気込みを語った。
2008年の北京五輪で銅メダルを獲得し、前回の09年ベルリン大会で4位に入った400メートルリレーでは、本番を想定した小林雄一(法大)江里口匡史(22=大阪ガス)高平、斎藤仁志(24=サンメッセ)の走順で手動計時ながら39秒1台の好タイムを記録。7月のアジア選手権優勝時の39秒18と同等のタイムに、アンカーを務める斎藤は「僕は最後、6割くらいの力で走った。まだ0秒4、0秒5は速くなる。メダルを目指したい」と手応えを口にした。8日に始まった合宿は16日まで行われる。