陸上の世界選手権に出場する男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)が25日、韓国の大邱で記者会見し、悲願の金メダル獲得へ「ベストを尽くし、狙っていきたいと思う。狙うべきものを狙わなくては来た意味がない」と穏やかな表情で語った。
2004年アテネ五輪金メダルの室伏は、世界選手権は01年エドモントン大会の銀メダルが最高成績。36歳の鉄人は22日に大邱入りし「理学療法士と体の相談をしながら、自分の計画通りにきている。年齢なりに頑張りたい」と、万全の体調であることを強調した。
昨季は世界ランキング1位となり、健在ぶりを示した。記録への言及は避けたが「1投目から気持ちよく投げたい」と意欲的だった。