<世界陸上>◇28日◇男子20キロ競歩◇韓国・大邱スタジアム
鈴木雄介(23=富士通)が、1時間21分39で8位入賞を果たした。15キロ付近までトップに立つなど健闘した。
「自分の持ち味は前半からいって、後半どれだけ我慢できるか。一発やってやろうという気持ちだった。100点満点をあげられるレース」と笑顔で振り返った。
前回42位から大きく飛躍。日本陸連が定めたロンドン五輪代表選考基準(マラソンをのぞく)「8位以内入賞し、参加A標準記録を突破」したため、ロンドン行きが事実上内定。「今までの実力では、世界大会でなにを目標にしていいのかもわからなかった」というが、今回はベストタイムを出せれば入賞圏内という自信が余裕と冷静さにつながった。ロンドンでは「メダルを目指したい」と次の目標を語った。
優勝はボルチン(24=ロシア)で1時間19分56、2位はカナイキン(26=ロシア)、3位はロペス(32=コロンビア)。ボルチンは2008年北京五輪、09年世界陸上ベルリン大会と、世界大会3連覇だった。