ハードラー三銃士の熱いバトルに、いよいよ決着の時が来た!
大会3日目の29日に、注目の男子110メートル障害の準決勝、そして決勝が行われる。新旧世界記録保持者のロブレスと劉翔、世界歴代3位の記録を持つオリバー。その3人の差は何と100分の2秒。瞬きさえ許されないミクロの戦いを、日本記録保持者の谷川聡さん(39=筑波大大学院講師)が予想します。
劉翔の出来がいい。体もシェイプアップされ、ここのトラックなら足への負担もなさそう。世界記録(12秒87=ロブレス)を塗り替えるだけのコンディションで臨んでいると思います。
大きな試合で必ず結果を出していることや、アジアでの大会は北京五輪を除けば負けなし。アジアという地元の利を生かして、有利でしょう。予想としては劉翔、ロブレス、オリバーの順。ロブレス、オリバーは少し、調整不足かもしれません。間違いなく12秒台を出すであろう劉翔に対し、2人がどれだけ状態を上げてくるかでしょうね。