陸上男子マラソンの川内優輝(24=埼玉県庁)が31日、世界選手権(韓国・大邱)出場のため成田空港発の航空機で韓国へ出発した。8月中は涼しい栃木県日光市でクロスカントリーで走り込んだという。「去年よりは走れている。いい練習が積めました」。目標は入賞と、団体でのメダル獲得。「チームジャパンとして戦うのだから、団体でも力を合わせていい走りをしたい」と決意を明かした。
日本勢がメダルを逃した女子マラソンも、テレビで見ていたという。レースはケニア勢が終盤、圧倒的な強さを見せて3位までを独占した。予想されるアフリカ勢のハイペースも、恐れることはない。「ああいう展開になって欲しい。30キロぐらいからヨーイドンの方がいい。終盤にペースが上がる方が、自分でも切り替えができますから」と話し、飛行機に乗り込んだ。