<世界陸上>◇2日◇男子200メートル予選◇韓国・大邱スタジアム

 第4組の高平慎士(27=富士通)が、堂々の2着(20秒87)で、夜の準決勝に進んだ。スタートから終始、黒人選手以外で初の9秒台を出したルメートルにつき、フィニッシュ。そのレースを「前を走るのはルメートルしかいない。直線に入っても誰もいない。おかしいな、と思いながら走った」と笑いながら振り返った。

 3年前の北京五輪男子400メートルリレーの銅メダルメンバー。常に世界を見据えるだけに「夢のファイナルは、どこからでも狙わないといけない」と話した。約8時間後の準決勝については「とりあえず5着には入りたい。4着に入れるほど甘くはない。自分のレースをしたい」と思い描いていた。