女子走り高跳びのブランカ・ブラシッチ(27=クロアチア)が、大会8日目(3日)の決勝で連覇をかける。モデルもこなす193センチの美人ジャンパーは左ひざの故障で、一時は大会出場を危ぶまれたが、自信を持って出場しているはず。勝負のポイントを石塚浩・日女体大教授(55)に展望してもらった。

 予選後のインタビューでブラシッチは、ケガの状態を心配するコメントを出していました。それが気になる点の1つですが、ダイヤモンドリーグのころの踏み切りに比べれば修正もでき、調子はよくなりつつあります。

 もう1つ気がかりといえば、技術的な問題。踏み切りがバーの方に横倒しになっていることです。一流の選手でも、1つの大会の試技でブレることはありますが、そこを修正できるか。

 ライバルはロシアのチチェロワ。7月には世界記録(2メートル09)に2センチに迫る記録を出しました。予選では、その実力を遺憾なく発揮してました。2人で世界記録にバーを上げてほしいですね。(24年ぶりの)世界記録更新の可能性?

 う~ん、2人で挑めば50%、一人だけでの挑戦なら70~80%ですかね。