<世界陸上>◇3日◇女子100メートル障害決勝◇韓国・大邱スタジアム
サリー・ピアソン(24=オーストラリア)が、12秒28で初優勝した。世界歴代5位の12秒36で準決勝をトップ通過すると、決勝では、大会新記録、歴代4位の好タイムで制した。ダニエル・カルサーズ(31=米国)が12秒47で銀、ドーン・ハーパー(27=米国)が、同タイムで銅だった。
弾丸スタートを決めると一気に差を開く。加速感十分にハードルをクリアし、他を寄せ付けず独走ゴール。ピアソンは大会新に何度も雄たけびを上げた。「特に最後の5個のハードルに集中した。走りながら、すごい速いと感じていた」と、興奮気味に話した。
08年北京五輪銀メダル、09年ベルリン大会は5位だったが、今大会で一気に素質が開花した。決勝のタイムは88年に樹立された世界記録(12秒21)に0秒07まで迫った。「ロンドン五輪にピークに持って行きたい。そしたら多分、世界新記録が出るわ」。ロンドンで新たな歴史を刻むつもりだ。