橋岡優輝(23=富士通)が8位だった19年ドーハ大会に続く世界選手権で、念願の表彰台を目指す。「2年後に向けて重要な大会になる」と、あくまで照準は24年パリ五輪だが、6位入賞した東京五輪を上回る結果が期待される。
今季は負傷から始まった。4月の記録会で左足首を痛め、1カ月ほど跳躍を控えたという。その期間はトレーナーの指導を元に腹筋、足首周りの強化などに励み「体の使い方がうまくなった」とけがの功名もあったと説明した。
父俊行さんは棒高跳びで日本選手権7度優勝、母直美さんも100メートル障害で高校総体3連覇の実績を持つ。さらに、いとこはサッカーのDF橋岡大樹(シントトロイデン)というアスリート一族。2度目の世界選手権に向けて「五輪翌年ということもあって少し余裕がある。楽しむことを意識しながら結果にこだわりたい」と自然体だ。