陸上競技の世界最高峰の大会。1980年モスクワ五輪を西側諸国がボイコットしたことが陸上世界一を決める大会創設の契機となり、1983年にヘルシンキ（フィンランド）で第1回大会が行われた。当初は4年ごとに開催されていたが、1991年の東京大会以降は2年ごとの開催に変わった。

2021年に開催される予定だった米・オレゴン大会は、コロナ禍による東京オリンピック・パラリンピックの延期を受け1年延期。2022年7月に開催された。

そのため、2023年のハンガリー・ブダペスト大会は2年連続の開催となる。

過去の日本人金メダリストは6人。男子マラソンの谷口浩美（1991年）、女子マラソンの浅利純子（1993年）と鈴木博美（1997年）、男子ハンマー投げの室伏広治（2011年）、男子50キロ競歩の鈴木雄介（2019年）。また、男子20キロ競歩の山西利和は2019年、2022年と連覇している。

2025年大会の東京で開催されることが既に決定している。日本開催は1991年（東京）、2007年（大阪）に続き3度目。2021年東京五輪では実現しなかった満席の国立競技場での熱戦が期待される。

TBS系で生中継

前回大会でメインキャスターの織田裕二、中井美穂の名コンビが卒業。本大会からTBS江藤愛アナウンサー（37）と石井大裕アナウンサー（37）が総合司会を務める。また、スペシャルキャスターに高橋尚子さんが就任した。