7区間42・195キロを疾走する全国高校駅伝の男子は、25日午後0時30分に号砲が鳴る。
予選トップタイムとなる2時間5分13秒をマークしたのが西脇工(兵庫)だ。報徳学園、須磨学園といった強豪がそろい「全国大会を勝つよりも難しい」と言われる兵庫県大会で2位の市尼崎に3分以上の差をつけて圧勝した。高校総体の中長距離での入賞者は5000メートル8位の勝亦祐太(3年)だけだが、予選では7人全員が区間賞を記録するなど選手全員のレベルは高い。9年ぶり9回目の優勝に向け視界は良好だ。
世羅(広島)も2時間5分37秒と全体で2番目の好タイムだ。昨年大会の3区区間賞で今夏の高校総体5000メートルVのチャールズ・ディランゴ(3年)を擁する。昨年は最終7区で鹿児島実に逆転を許して2位に甘んじた。昨年の悔しさを胸に2年ぶりの優勝を狙う。
このほか2時間5分54秒の九州学院(熊本)、予選の距離が42・1キロと他地区より短いが2時間2分17秒の仙台育英(宮城)、2時間6分37秒の佐久長聖(長野)などが有力校だ。