<高校ラグビー:札幌山の手29-0和歌山工>◇27日◇1回戦◇花園
和歌山工は開始直後から何度も押し込みながら、1トライが遠かった。札幌山の手は少ないチャンスを確実に生かしただけに、最後の一押しを欠いたのが悔やまれる。だが札幌山の手よりも平均身長で7センチ以上、体重では12キロも下回りながら、互角に渡り合ったのは新チームへ向けての収穫。選手宣誓を務めた主将のフランカー田中は「点差は開いてしまったけど、自分たちのやって来たことは出せたと思う。全国で通用しつつあると思うので、来年こそ全国で勝ってほしい」と、後輩に夢を託した。宣誓については「ラグビーにはONE
FOR
ALL,ALL
FOR
ONE」という素晴らしい言葉があるので、災害からの復興へ向けて使うべきだと考えた」と話した。