<高校ラグビー:富山一29-21貞光工>◇28日◇1回戦◇花園
創部29年目の富山一が、6回目の挑戦で花園初勝利を飾った。開始1分にWTB青島のPGで先制すると、その後もSO林、LO松村のトライで加点し着々と点差を広げるも、FWの重量感で勝る貞光工のフランカー藤本がトライ。富山一も負けじとプロップ浜名がトライを決めるが、貞光工も前半30分にプロップ坂東がトライ。前半を24-14で終える。後半は一進一退の攻防が続くも、富山一FB千田が約30メートルを独走しトライ。貞光工も試合終了間際にトライを決めるも及ばなかった。
悲願の初勝利を飾った富山一・川上監督は「花園で勝てたなんてまだ信じられない。スコアボードを見て、また応援の方々の祝福を受けて勝ったんだと実感しました。FW戦になると思ったので、低く止めようと意識して練習してきたのが実った」と、感極まった様子だった。