<高校ラグビー:常翔学園39-17長崎北陽台>◇1日◇3回戦◇花園
優勝候補に挙げられる常翔学園が、勝負どころで地力を見せつけた。後半12分に17-17と追いつかれ、相手はイケイケムード。だが、ここで崩れなかった。同15分、WTB松井千士(2年)の40メートル独走トライで勝ち越し。その後も、2トライ1PGと畳み掛け、長崎北陽台に付け入る隙を与えなかった。ボールを大きく動かすスタイルは、試合を重ねるごとに進化している。野上友一監督(53)は「取られた状況(同点となった場面)で、トライを取りにいった。強くなったんちゃうかなと」と、積極的に攻めた姿勢を高く評価した。3日の準々決勝は、佐賀工と対戦する。