<高校ラグビー:常翔学園31-14佐賀工>◇3日◇準々決勝◇花園
優勝候補の一角・常翔学園(大阪第2)が、難敵・佐賀工相手に苦しみながらも準決勝進出を果たした。前半7分にSH岡田が左サイドから抜け出し先制トライを決めると、4分後にはプロップ植木が飛び込み追加点。24分には佐賀工SH荒井にトライを許し5点差まで追い上げられたが、前半終了間際に再び岡田がサイドを突き、トライを決めた。後半も常翔学園のペースで2トライを加え、強力FWを擁する佐賀工を抑え込んだ。
野上監督は「予想通りの試合展開で、プラン通りの戦い方ができた。点を取られても、すぐ取り返そう、次に行こう…という気持ちがあった」と満足げな表情だった。仙台育英、長崎北陽台、佐賀工と強豪相手の対戦が続いたが「強いチームと戦いながら、確実に成長していると思う」と手応えを感じているようだった。