全日本バレーボール高校選手権大会が来年1月5日、東京体育館で開幕する。
7年連続32度目の出場の女子の古川学園(宮城)は、第2シードから12大会ぶり4度目の優勝を狙う。昨年度の高校選手権からインターハイ、国体と3大会連続で全国準Vの悔しさを味わってきた。ともにライト兼任の早坂梢依と内村聖香(ともに3年)の2セッターを軸にしたコンビバレーは健在。さらに、県代表決定戦で身長178センチの左利きライト浜田栞(しおり=1年)が公式戦先発デビューし、高さとパワーも増した。2年連続出場になった先の全日本選手権では昨年に続いて初戦を突破。2回戦では優勝した東レに第1セット28-30と善戦し、全日本のエース木村沙織に「高校生とは思えない」と言わしめた。
来春、レフト山田美花主将を含む3年生4人のV・プレミアチーム入りが内定している。チームは今季、被災地の思いを背負って戦い続けてきた。山田主将は「全精力を込めて日本一になりたい」と闘志を燃やす。