全日本バレーボール高校選手権大会が来年1月5日、東京体育館で開幕する。

 女子の山形城北(山形)が男女共学になって初出場する。山形城北女時の98年以来13年ぶり19度目の全国舞台。同じく13年ぶりの出場となった今夏のインターハイ(予選リーグ)で1勝した、同校OGの加川由利子監督(61)は「3つくらいは勝ちたい」と8強進出を目標に掲げた。

 県代表決定戦(米沢中央戦)は第1セットを失ったが、徐々に調子を取り戻して第2、第3セットを逆転で連取。最終セットは終盤の接戦を制して勝利した。拾ってつなぐ粘り強いスタイルが身上。セッター板垣優芽主将(3年)は「ミスしても下を向かずに上を向こうと話し合っています。楽しみです」と高校最後の夢舞台に挑む。チーム最長身のセンター安達美奈ら3年生3人を精神的支柱にする先発5人は国体の県選抜メンバー。経験値に不足はない。初戦の相手は増穂商(山梨)に決まった。板垣主将は「16より上を目指したい」と力を込めた。