デンソーは実業団駅伝のママさんランナー第1号の若松育美(旧姓永山)がエース格。98年アジア大会の1500メートル代表で、02年に引退、03年の出産を経て、05年に復帰した。現在は家事育児をこなしながらトレーニングを行う。「ポイント練習後はきついと感じることもありますが、働いている女性はみんなやっていること」と言い切る。35歳となった今季もチームのエース格で、中部予選は5区で区間賞を獲得、勝利を決定づけた。
夫の若松誠監督が今年から指揮を執り、チームの雰囲気が明るくなった。高島由香、古賀裕美、水口侑子らも成長を見せている。中部予選には出ていないモジェスも全国は走る予定で、8位入賞も十分に狙えそうだ。今季限りで引退予定の若松は「入賞して、みんなで笑って終わりたい」と話した。