柔道の男女日本代表が18日、世界選手権(23日開幕、パリ)に向けて成田空港を出発した。男子の篠原信一監督(38)は「やることはやってきた。選手の表情もいいし、明るい。現地でしっかり汗をかいて、モチベーションを上げていけるように盛り上げていきたい」と話した。大会2連覇を目指す男子100キロ級の穴井隆将(27=天理大職)は「いよいよという感じ。ライバルは自分。まず自分に勝たないといけない」と気を引き締めた。
大会初日に行われる女子48キロ級には日本人の新旧女王が登場する。09年に優勝した福見友子(26=了徳寺学園職)は「待つよりも、先に試合をした方が調整しやすい。いい思い出をつくりたい」と決意。昨年の覇者の浅見八瑠奈(23=コマツ)は「来年のロンドン五輪のことを考えると、今回の世界選手権は重要になる」と決意をにじませた。