<世界柔道>◇2日目◇24日◇女子52キロ級、女子57キロ級、男子73キロ級
日本が2日目を完全制覇。3階級で金メダルを獲得した。女子52キロ級は、世界ランク1位で連覇を目指す西田優香(25=了徳寺学園職)と同2位の中村美里(22=三井住友海上)が激突。中村が指導2個の優勢勝ちで、昨年の雪辱を果たし2大会ぶりの優勝を決めた。西田は銀メダル。男子73キロ級では、中矢力(22=東海大)が、オランダのエルモントに優勢勝ちし、初出場で初優勝。同級の秋本啓之(25=了徳寺学園職)は、準決勝で中矢に敗れ、3位決定戦でも敗れて、メダル獲得はならなかった。また、女子57キロ級では、佐藤愛子(27=了徳寺学園職)が、ブラジルのシルバに背負い投げで一本勝ち。こちらも初優勝を飾った。同級の松本薫(23=フォーリーフジャパン)は、3位決定戦でロペル(ドイツ)に一本勝ちし、銅メダルを獲得した。日本は、2日間で金メダル5個と最高のスタートとなった。
園田隆二・日本女子監督の話
2つの金メダルは結果としては満足。52キロ級は互いに厳しい戦いだった。決勝で負けた西田もしっかり投げて、それまで勝ったのは大収穫。佐藤はよく頑張った。表彰台の涙は本物だ。
篠原信一・日本男子監督の話
中矢は寝技と立ち技を連係させながら持ち味を出し切った。秋本もチャンピオンになる力はある。