<世界柔道>◇27日◇男子100キロ超級◇パリ・ベルシー体育館
前回の無差別級王者が、あっさり初戦で終わった。上川大樹(21=明大)は残り1分20秒で2つめの指導を取られ、そのままハイステルス(オランダ)に敗れた。
篠原信一監督は「昨年に勝って王者の喜びを知っているし、国際大会で負けた悔しさも知っているのに、この柔道。今まで何をしとったのか」とがっかりしていた。
パリに向かう2週間前に右肩に違和感を覚えたという。上川は「相手をなめていましたね。こんな柔道していたら五輪は無理かなと思う。ショックというか、自分でもあきれている。『こんな柔道しやがって』と。自分がコーチなら、こんな試合をするヤツは使わない」と、あまりのふがいなさに、自分で自分自身のことを一刀両断していた。