<世界柔道>◇27日◇パリ・ベルシー体育館

 男子で2連覇を狙った100キロ級の穴井隆将(天理大職)ら重量級の日本勢4選手は全員が敗退し、今大会の日本男子のメダルは個人7階級で金2、銀2、銅1だった。

 あまりに早い敗退に、篠原信一監督は「(重量級のメダルなしは)まったく想像していなかった」と肩を落とした。

 各選手には、「上川は意識が低い。上川にも、代表に選んだ自分にも歯がゆさを感じる。穴井はなんであんなにビビリなんだ、なんで積極的に組みに行かないんだ。もっと大きな柔道をしてもらいたかった。鈴木は現時点で持っている力を出した。ただもう経験と足技ではカバーできない」と語った。