<柔道:世界選手権>◇最終日◇1日◇リオデジャネイロ◇男女団体戦
男女の団体戦が行われ、日本の女子が優勝を飾った。
決勝では地元ブラジルと対決。大歓声がこだまするアウェーのなか、時にはブーイングを受けながらも3-2で熱戦を制した。2ー2で迎えた大将戦では78キロ超級で銅メダルを獲得した田知本愛(24=ALSOK)は今大会の銀メダリストのマリア・アルテマンと優勝が懸かる大一番。大外刈りや足技を絡めて前に出続け、相手に指導がいき優勢勝ちを収めた。「昨日は悔しい思いをしたので、今日は絶対に金を取ろうと思ってやった。そうなってよかったです」と笑顔。南條充寿監督は「よくがんばってくれた。チームの力で勝利した」と選手をたたえた。
日本男子は西山将士(新日鉄住金)が欠場。福岡、大野、長島、七戸の4人で臨み、韓国との3位決定戦を4-1で勝ち、銅メダルを獲得した。西山は90キロ級2回戦でボズバエフ(カザフスタン)に関節技で一本負けしていた。