<柔道:世界選手権>◇最終日◇1日◇リオデジャネイロ◇男女団体戦
個人戦では22年ぶりの金メダルゼロに終わった女子は、地元ブラジルとの決勝戦を3-2で制した。
日本女子が最後に一矢を報いた。先鋒(せんぽう)で4試合全勝と流れを作った橋本は「意地の金メダル」と胸を張った。決勝では地元ブラジルと対戦。2-2で迎えた大将戦に登場した田知本愛はブーイングも起こる完全アウェーでも動じない。今大会で銀メダルのアルトマンを積極的に攻め、指導を誘って優勢勝ち。「前の選手たちが勢いをつけてくれて戦いやすかった」と感謝した。22年ぶりに全階級で金メダルゼロの屈辱にまみれたが、最後にチームの優勝つかんだ。ただし、南條監督は「よく頑張ってくれたが、団体戦は個人戦とは別物」と冷静。個々の大きな課題は抱え、帰国の途につく。