日本(世界ランク5位)が3-0でカザフスタン(同26位)を下し、開幕2連勝を飾った。先発平均身長が185センチという大型チームを相手に、日本は主将の木村沙織(29=東レ)を中心に序盤からリズムをつかみ、25-14、25-15、25-11でストレート勝ちした。
今大会は8チームが総当たりで戦い、アジア最上位チームと、そのチームを除いた上位3チームの計4チームがリオデジャネイロ五輪出場権を得る。
日本 | 3 | 25-14 25-15 25-11 | 0 | カザフスタン |
第1セット
【先発】古賀、宮下、島村、木村、長岡、荒木
荒木のアタック、古賀のサーブポイントなどで5-2とリード。木村、島村も決め8-5。
宮下のツーアタックで5連続ポイントで11-5とすると、カザフスタンがたまらずタイムアウト。島村の左からの攻撃、古賀の初スパイクで14点目。16-11で2度目のテクニカルタイムアウト。
18-12でリベロ丸山が代表デビュー。木村のブロックポイントで20-12。島村のサーブポイントでセットポイントを握ると、最後は古賀のブロック。25-14で第1セットを奪った。
- 日本対カザフスタン 第1セット、サーブを放つ木村(撮影・江口和貴)
第2セット
【先発】古賀、宮下、島村、木村、長岡、荒木
荒木のブロックポイントで4-1。6-4からカザフスタンがサーブの順番を間違え、日本にポイント。しかし日本は連続失点して7-7の同点に。8-7でテクニカルタイムアウト。
長岡のバックアタックで12-10。宮下のダイレクトアタックも決まり、5連続ポイントで16-10。2度目のテクニカルタイムアウト。
長岡のスパイクで18-11としたところでカザフスタンがタイムアウト。古賀に代わった石井が得点。田代、迫田を次々と投入。迫田のバックアタックも決まり、25-15で第2セットを取った。
- 第2セット、スパイクを決め歓喜する古賀(左端)(撮影・江口和貴)
第3セット
【先発】迫田、島村、古賀、宮下、佐藤、石井
日本はメンバーを3人代えて臨み、石井の3連続ポイントで8-1とリード。代わった32歳の山口もスパイクで得点。迫田も決めて16-8で2度目のテクニカルタイムアウト。22-11として、セッター宮下も田代に交代。メンバー全員を出場させる余裕を見せ、1度もリードを許さず、25-11でストレート勝ちをおさめた。
◆日本代表メンバー◆
番号 | 位置 | 選手名(年齢=所属) | 身長・体重 |
---|---|---|---|
1 | WS | 長岡望悠(24=久光製薬) | 179・68 |
2 | S | 宮下遥(21=岡山) | 177・61 |
3 | WS | 木村沙織(29=東レ) | 185・65 |
5 | L | 佐藤あり紗(26=日立) | 164・52 |
6 | WS | 鍋谷友理枝(22=デンソー) | 176・58 |
7 | MB | 山口舞(32=岡山) | 176・62 |
8 | WS | 古賀紗理那(19=NEC) | 180・66 |
9 | MB | 島村春世(24=NEC) | 182・79 |
10 | L | 丸山亜季(25=岡山) | 159・55 |
11 | MB | 荒木絵里香(31=上尾) | 186・78 |
12 | WS | 石井優希(25=久光製薬) | 180・68 |
16 | WS | 迫田さおり(28=東レ) | 175・63 |
18 | R | 座安琴希(26=久光製薬) | 159・57 |
20 | S | 田代佳奈美(25=東レ) | 173・66 |
監督=真鍋政義
- 試合前、カザフスタン代表と握手をかわす日本代表(撮影・江口和貴)