日本(世界ランク5位)がアジアのライバル韓国(同9位)に1-3で敗れ、今大会初黒星を喫した。ともに2勝1敗となった。
今大会は8チームが総当たりで戦い、アジア最上位チームと、そのチームを除いた上位3チームの計4チームがリオデジャネイロ五輪出場権を得る。
日本 | 1 | 26-28 17-25 25-17 19-25 | 3 | 韓国 |
- 試合後、韓国に敗れ、悔しそうな表情で引き揚げる木村(撮影・狩俣裕三)
第1セット
【先発】古賀、宮下、島村、木村、長岡、荒木
日本は古賀のスパイクなどでスタートから3連続得点。4-2から荒木、長岡の得点で7-2とリードする。韓国に徐々に追い上げられ、キム・ヨンギョンに決められて9-7。10-10に追いつかれると、その後は一進一退。15-15から韓国にサーブポイントを決められ、2度目のテクニカルタイムアウト。そこから木村、長岡、木村とスパイクを決めて18-16に。しかしなかなか差を広げられず、21-21。長岡が連続で決めて23-22。サーブミスで24-24のジュース。日本は3度セットポイントを握りながら26-28で落とした。
- 日本対韓国 第1セット、スパイクを放つ長岡(右)
- 日本対韓国 第1セット、ブロックを決めた後、右手の指を痛める木村(左端)(撮影・狩俣裕三)
第2セット
【先発】古賀、宮下、島村、木村、長岡、荒木
日本は0-1から3連続ポイント。5-6と逆転されたが、長岡のスパイクが決まり8-7でテクニカルタイムアウト。荒木のクイックが決まり12-11。12-12から連続サーブポイントを奪われ12-14で日本がタイムアウト。しかし流れを変えられず12-16で2度目のテクニカルタイムアウト。キム・ヨンギョンに決められ15-19。17-24からサーブポイントを決められ第2セットも落とす。
- 日本対韓国 第2セット、ブロックを決める木村(右)(撮影・狩俣裕三)
第3セット
【先発】石井、宮下、島村、鍋谷、長岡、荒木
日本は石井と鍋谷をコートに。その2人の得点もあり8-4とリードしてテクニカルタイムアウト。13-10から鍋谷のスパイク、15-12から再び鍋谷が決め16-12で2度目のテクニカルタイムアウト。石井の連続得点で19-14として韓国のタイムアウト。再開して迫田がサービスエース。石井の連続スパイクで23-15。日本が押し切って25-17でこのセットを取った。
- 第4セット、スパイクを決めるキム・ヨンギョン(左から2人目)(撮影・狩俣裕三)
第4セット
【先発】石井、宮下、島村、鍋谷、長岡、荒木
1-5の劣勢から宮下のサービスエース、荒木のブロックなどで5-6に。6-8からキム・ヨンギョンのスパイク、キム・ヒジンのサービスエースを決められ6-10。7-10から迫田のバックアタックが決まる。鍋谷、迫田の得点などで13-16。ここからジリジリと離され15-21。粘って拾ったが点差を詰められず、19-25で試合を落とした。
- 日本対韓国 試合後、喜ぶ韓国選手を背に、悔しがる日本の選手たち(撮影・狩俣裕三)
◆日本代表メンバー◆
番号 | 位置 | 選手名(年齢=所属) | 身長 |
---|---|---|---|
1 | WS | 長岡望悠(24=久光製薬) | 179 |
2 | S | 宮下遥(21=岡山) | 177 |
3 | WS | 木村沙織(29=東レ) | 185 |
5 | L | 佐藤あり紗(26=日立) | 164 |
6 | WS | 鍋谷友理枝(22=デンソー) | 176 |
7 | MB | 山口舞(32=岡山) | 176 |
8 | WS | 古賀紗理那(19=NEC) | 180 |
9 | MB | 島村春世(24=NEC) | 182 |
10 | L | 丸山亜季(25=岡山) | 159 |
11 | MB | 荒木絵里香(31=上尾) | 186 |
12 | WS | 石井優希(25=久光製薬) | 180 |
16 | WS | 迫田さおり(28=東レ) | 175 |
18 | R | 座安琴希(26=久光製薬) | 159 |
20 | S | 田代佳奈美(25=東レ) | 173 |
監督=真鍋政義