日本(世界ランク5位)が3-2でタイ(同13位)を下し、通算3勝1敗となった。タイは1勝3敗。

 日本は20日にドミニカ共和国と対戦する。

 今大会は8チームが総当たりで戦い、アジア最上位チームと、そのチームを除いた上位3チームの計4チームがリオデジャネイロ五輪出場権を得る。


日本320-25
25-23
23-25
25-23
15-13
2タイ

フルセットの末、タイを下し喜び合う木村(左)と迫田(撮影・河野匠)
フルセットの末、タイを下し喜び合う木村(左)と迫田(撮影・河野匠)

第1セット

【先発】古賀、宮下、島村、石井、長岡、荒木

日本は立ち上がりミスが続き1-5。1回目のタイムアウトを取った。

荒木のブロック、長岡のスパイクなどで追い上げ、6-8でテクニカルタイムアウト。

石井のスパイクが決まり7-8。しかしなかなか差が詰まらない。8-13で日本が2回目のタイムアウト。

古賀の連続得点などで11-13。タイがタイムアウト。

長いラリーから長岡が決め14-14と追いついた。16-15でテクニカルタイムアウト。

3連続失点で16-18。荒木のクイックで17-18。スパイクミスが続き19-23。

20-24からサーブミスでこのセットを奪われる。


第2セット

【先発】宮下、山口、木村、迫田、荒木、石井

先発を3人代えた日本は木村、迫田の得点などで5-5。

アウト判定にタイがチャレンジ。わずかにラインにかかっていて判定が覆り6-8。

迫田のスパイクで11-10とリード。木村のスパイクがブロックに止められ12-14で日本がタイムアウト。

山口の連続得点で14-14。16-15でテクニカルタイムアウト。

荒木のブロック、迫田のスパイクで18-17。

タイがラリー中にチャレンジ。山口がネットに触れており、チャレンジ成功でタイに得点。19-20。

日本のチャレンジ成功でタイの得点が取り消しに。20-19。

22-23から迫田のバックアタック、石井のスパイクで24-23。相手スパイクがアウトで日本がこのセットを奪った。

日本対タイ 第1セット、スパイクを決める荒木(撮影・河野匠)
日本対タイ 第1セット、スパイクを決める荒木(撮影・河野匠)

第3セット

【先発】宮下、山口、木村、迫田、荒木、石井

日本はいきなり4連続失点。しかしそこから迫田の得点などで5-6。5-8でテクニカルタイムアウト。

石井のスパイクで9-11。11-15で日本がタイムアウト。

12-16からタイにサーブポイント。日本はサーブレシーブが安定しない。

日本が18-19と追い上げ、タイがタイムアウト。石井の得点で20-20に追いつく。

しかし3連続失点で21-24。23-25でこのセットを落とした。

日本対タイ 第2セット、スパイクを決める迫田(撮影・河野匠)
日本対タイ 第2セット、スパイクを決める迫田(撮影・河野匠)

第4セット

【先発】宮下、山口、木村、迫田、荒木、石井

日本は迫田が好調で4-2とリード。山口、石井の得点で8-4としてテクニカルタイムアウト。

石井のダイレクトアタックで12-9。木村の連続ポイントで14-10。

審判のチャレンジでタイに得点。14-11。流れが変わったか3連続失点で14-13。

迫田の得点で16-15でテクニカルタイムアウト。

19-17から4連続失点で19-21に。日本がタイムアウト。

木村のスパイクで21-21。木村がさらに連続得点で23-22。苦しみながら最後は迫田が決め25-23でこのセットを奪った。

日本対タイ 第2セット、スパイクを決める石井(撮影・河野匠)
日本対タイ 第2セット、スパイクを決める石井(撮影・河野匠)

第5セット

【先発】宮下、山口、木村、迫田、荒木、石井

日本は1-0から3連続失点。2-5で最初のタイムアウトを取った。

日本はスパイクミスが続き、タイにリードを広げられ、4-10。

8-12からタイにレッドカードが出て9-12。宮下のサービスエースで10-12。

迫田のスパイクで13-12と逆転。タイに再びレッドカードが出て8連続ポイントでマッチポイント。

最後も迫田のスパイクで15-13と逆転勝利をおさめた。

日本対タイ 試合前、右手小指にテーピングをしてコイントスに向かう木村(撮影・河野匠)
日本対タイ 試合前、右手小指にテーピングをしてコイントスに向かう木村(撮影・河野匠)

◆日本代表メンバー◆


番号位置選手名(年齢=所属)身長
WS長岡望悠(24=久光製薬)179
宮下遥(21=岡山)177
WS木村沙織(29=東レ)185
佐藤あり紗(26=日立)164
WS鍋谷友理枝(22=デンソー)176
MB山口舞(32=岡山)176
WS古賀紗理那(19=NEC)180
MB島村春世(24=NEC)182
10丸山亜季(25=岡山)159
11MB荒木絵里香(31=上尾)186
12WS石井優希(25=久光製薬)180
16WS迫田さおり(28=東レ)175
18座安琴希(26=久光製薬)159
20田代佳奈美(25=東レ)173

監督=真鍋政義