01年以降で史上2位の優勝6回を誇る“21世紀の駅伝王者”コニカミノルタも目が離せない。新人の宇賀地が絶好調で、東日本予選のエース区間で区間賞を獲得。6回の優勝を支えてきた松宮隆行(30)も福岡国際マラソンで日本人トップの3位と風格を見せた。
“速さ”よりも“強さ”が特徴。宇賀地は1万メートルで27分台こそないが、前半から積極果敢に走り、後半も粘りきる。今はマラソン中心の松宮も、駅伝やトラックでは同様の走り。その松宮が福岡の終盤で粘り、日本人トップに浮上した場面は「チームの刺激になった」(酒井監督)という。松宮祐行(30)太田崇(34)黒崎拓克(25)らも“強さ”が持ち味。V奪回の可能性は十分だ。