前回王者の日清食品グループが故障者続出で苦しんでいる。前回1区2位の座間紅祢(25)6区2位の徳本一善(31)、期待の移籍組・安西秀幸(25)の3人が間に合わなかった。救いは3、4、5区候補の北村聡(24)佐藤悠基(24)保科光作(26)に故障がないこと。特に4区候補の佐藤は11月の国際千葉駅伝で学生に後れを取りながらも「今のままでは22キロは走れないが、学生時代に箱根駅伝で培ったノウハウで調整したい」と自信を見せた。
数人がぶっつけ本番になるなど、ぎりぎりの調整を続けている。白水昭興監督(68)は「前回のように“勝ちます”とは言えない。ただこのままいけば多少は上がってくる。戦えるくらいのチーム力はある」と前を向いた。