<高校ラグビー:東福岡42-7関西学院>◇準決勝◇5日◇花園
Bシードの関西学院(兵庫)が昨年覇者でAシードの東福岡に完敗し、初の決勝進出を逃した。0-7の前半20分に高校日本代表候補のフッカー浅井佑輝(3年)が危険なタックルでシンビンを受けて一時退場。数的不利の間に3トライを決められた。後半27分にフランカー鈴木将大主将(3年)が1トライを返すのが精いっぱいだった。
随所に好タックルを決めたが、完全な力負け。鈴木主将は「あきらめずディフェンスにいこうと思っていたが、後半は少し足が止まってしまった」とこぼした。安藤昌宏監督(40)は「体をぶつけて、よく60分間戦い抜いてくれた。生徒に『ありがとう』と言いたいですね」と涙ながらに教え子をねぎらった。