<水泳世界選手権:競泳>◇31日◇上海
水泳の世界選手権最終日は31日、上海で行われ、競泳男子400メートル個人メドレーで21歳の堀畑裕也(日体大)が4分11秒98の日本新記録で銅メダルを獲得した。日本勢がこの種目でメダルを手にするのは五輪も含めて初めて。ライアン・ロクテ(米国)が4分7秒13で2連覇し、今大会5冠となった。
男子400メートルメドレーリレーの日本(入江、北島、藤井、日原)は3分32秒89の4位でロンドン五輪の出場枠を獲得。米国が3分32秒06で2連覇した。
男子1500メートル自由形は19歳の孫楊(中国)が、最も古かったグラント・ハケット(オーストラリア)の世界記録を10年ぶりに更新する14分34秒14で制し、800メートルとの2冠に輝いた。日本勢で7大会ぶりに決勝に進んだ宮本陽輔(鹿屋体大)は15分20秒67で8位だった。
日本勢のメダルは全て競泳で、銀4、銅2の計六つ。高速水着が禁止された影響で、世界新は前回大会の43から2に激減し、日本新も三つだけだった。