ロッテファンのNMB48和田海佑(27)が、ロッテ選手とのコラボや始球式登場を夢見て、ロッテ愛を語りまくる企画「わだみゆのおしエッテマリーンズ」。中継ぎとしてなくてはならない存在へと成長した鈴木昭汰投手(26)への思いを語る。また、残念ながらCSファーストステージでの敗退となったチームの1年間の熱い戦いに感謝した。
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ずっと取り上げたいと思っていた“すずしょー”こと鈴木昭汰投手のお話をさせていただきます。
常総学院高で1年からエースで、春夏合わせて3度の甲子園出場。法政大を経て、20年にドラフト1位で入団しました。
先発、リリーフ両方をこなし、今年はリリーフとして開幕1軍を迎えました。開幕から14試合連続無失点、27試合連続自責点0に抑える活躍で、シーズンを終えて自己最多の51試合に登板。防御率0・73の数字は、50試合登板以上でパ・リーグ年間防御率歴代1位だそうです。
入団当初から直球で押せる投手ですが、去年まではそこまで目立った印象はないんです。パドレスの松井裕樹投手と合同自主トレをともにして直球の質が上がり、今季の覚醒につながったと思います。
ロッテには益田直也投手、沢村拓一投手というすばらしいリリーフ陣がいます。先輩からアドバイスも受けているでしょうし、そこに松井選手と自主トレして学んだことは大きいと思います。
私も渋谷凪咲さんの存在が大きかった。加入当初、番組でも「ずっとしゃべってる」って印象があったんですね。でも、テレビとかだと使われない部分が多い。そこを意識してるのがすごいなって勉強になったし、凪咲さんが近くにいたのは大きかった。
アイドルは覚醒ってあまり聞かない言葉ですけど、ある日、突然するものじゃないと思うんです。普段から見えないところでコツコツ努力して積み重ねたものが結果につながる。
鈴木投手は大学を出てからプロ入りしましたが、私も大学を卒業してからアイドルになりました。すぐに選抜入りできたわけじゃないし、最近、ファンの方からバラエティーがおもしろいって言ってもらえるようになった。出演した番組を見直して、いっぱい反省して今につながってる。チャンスは平等じゃないけど、いきなりやってきた時につかめるように、日々腐らず頑張ることが大事だと思います。
鈴木投手は11月の「ラグザス presents 第3回プレミア12」に臨む侍ジャパン28人にも選出されました。そこで頑張ってほしいのはもちろんですし、今季の疲労を残さずに、来季もさらなる活躍を期待したいです。
あと、今季の話も少しさせてください。2年連続Aクラス入りはできましたが、CSを勝ち上がることはできませんでした。でも、1年間頑張って盛り上げてくれました。お疲れさまでした。新たな選手が活躍してくれたし、こうやって連載が始まって紹介することもできました。ポランコ選手、ソト選手の残留も決まってホッとする反面、今季は誕生しなかった和製大砲の誕生に来季は期待したいです。ドラフトでどんな選手が入団してくれるかも楽しみです。
【取材・構成=阪口孝志】
◆和田海佑(わだ・みゆ)1997年(平9)3月29日、兵庫生まれ。チームM。20年9月に7期生として加入。22年1月、正規昇格。身長158センチ、血液型AB。愛称は「みゅう」。家族の影響で子供のころから野球好き。中学の頃には甲子園で高校野球観戦、高校では野球部マネジャー。