昨年はG1・3勝馬ソングラインが最優秀古馬牝馬&マイラーのJRA賞2冠を獲得し、厩舎はキャリアハイの30勝と躍進した。3歳世代はフラワーC覇者ミアネーロがオークス出走予定。今や、大舞台を賑わせる人気に成長した。林師は「全馬勝たせたい気持ちが強いです」と気合がみなぎる。
ヴィジョンメーカー(牡、父ルーラーシップ)は4月5日に入厩し、同17日にゲート試験をパスした。全兄キングズレインが22年ホープフルSで3着に好走しており、完成度の高い血統だ。林師は「気性が素直で、ストライドの大きい馬です」と高評価を与える。
プラウドモーメント(牝、父ドゥラメンテ)は4月27日に入厩済み。「牧場でいい動きを見せてくれていたみたいです。気がいいタイプかもしれないので、調教の進み具合を見て決めていきたいと考えています」。半兄グレートウォリアーはクラブの募集価格1・5億円、全兄アスクドゥラメンテは骨折休養後に3連勝。奥の深さを感じさせる血統馬だ。
ヴェルザンディの22(牝、父モーリス)は伯父がディープインパクト。師は「動きもいいし、スピードもあるので楽しみな馬と聞いています。現状でも気のいいタイプなので、新馬向きかもしれません。雰囲気のあっていい馬です」と期待を込める。
リッスンクロース(牝、父ルヴァンスレーヴ)は「素直でおとなしい。いい意味で柔らかみがあります」。
オストラヴァ(牡、父スクリーンヒーロー)は「スピードよりは持続力かなという印象です。鍛えていってどんどん良くなりそう」と伸びしろを見込んでいる。