熊 大相撲の九州場所は大関琴桜が初めて賜杯を抱いた。祖父の初代琴桜優勝からなんと半世紀(51年)を経ての「琴桜」優勝。ドラマチックだったねえ。
いまにし亭(以下い) 初冬に大きな桜が咲いた。ドラマチックと言えば中央競馬も。
熊 ジャパンCのドウデュース優勝だな。
い もちろん、馬も強かったが、スローペースを読み切ったレジェンド武豊の手綱がさえわたった。馬はG1・5勝目で、武豊もジャパンC5勝目。
熊 琴桜にも武豊にもドウデュースにも忘れられない「大切な日」になった。
い だろ。2つのビッグな出来事があったあとに、2日目の出走表をながめてすぐに11Rのこの馬に目が行った。
熊 ビッグデイメイクだな。「大切な日を作る」というのが馬名の意味。
い 馬は6月にデビューしてから3、1、3、1着と好成績。前走は道中、前の集団から離されそうになったが、そこからエンジンをかけ、直線で豪快な脚を繰り出して先を行く馬をのみ込んだ。タイム差はなしでも、レース内容は強かった。この相手でもヒケは取らない。馬連、3連複で(1)-(13)(7)(11)(9)(10)。印は回せなかったが(1)(5)の馬連とワイドも。【今西和弘】