ムルザバエフ騎手がカタールで落馬負傷…独メディアは複数箇所の骨折と肺挫傷を伝える

カザフスタン出身で、ドイツを拠点に活躍するバウルジャン・ムルザバエフ騎手(32)が30日にカタールのアルライヤン競馬場で落馬し、重傷を負っていることがわかった。

ムルザバエフ騎手は1R(3歳未勝利、ダート1700メートル、9頭立て)でアクトインラインに騎乗。最初のコーナーで好位につけたが、馬が急激に外へ逃避し、激しく振り落とされている。2日のドイツの競馬メディア「ギャロップオンライン」電子版によると、ムルザバエフ騎手は脊椎と肋骨(ろっこつ)の骨折があり、肺挫傷と診断されているという。現在もドーハの病院で治療を続けている。

ムルザバエフ騎手は22年にJRAの短期免許を初めて取得。同年末のホープフルSでは14番人気のドゥラエレーデを勝利に導き、JRAのG1初制覇を果たしている。