<マラソン選手におすすめのレシピ>
オリンピック競技の中で、マラソンは男女とも注目されています。開催地リオデジャネイロは冬で、8月の平均気温は22度と比較的走りやすい気候ではありますが、42.195キロを2時間超で走り切るフルマラソンは、過酷なレースであることは間違いありません。
- リオデジャネイロ五輪の男女マラソン代表。前列左から伊藤、福士、田中、後列左から石川、北島、佐々木
フルマラソンに必要なのは、走り切るまでのエネルギーを保つこと。そのため、エネルギー源をしっかりと補給しておくことが大切です。
エネルギー源は糖質と脂質ですが、レース前の食事は糖質優位の食事となります。脂質は消化吸収に時間がかかることと、脂質そのものが体に蓄えられていることから、あまりレース前の栄養補給としては適当ではありません。ですから、しっかりと糖質を摂取できるメニューにすることが重要です。
おすすめはご飯、うどん、餅など、腹持ちしていろいろなアレンジができるもの。
私は、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが率いるランニングチーム「チームQ」の管理栄養士を務めていました。高橋さんが大食漢だということは知られていますが、現役最後となる2008年名古屋マラソンのレース前には、しっかりと糖質を摂取するために、うどんをおかずにしてご飯を食べていました。私にとっても思い出深い、「味噌煮込みうどん」のレシピを紹介します。【管理栄養士・新生暁子】
マラソン選手におすすめのレシピ:味噌煮込みうどん
- 味噌煮込みうどん
<材料(2人分)>
うどん 2人分
だし 4カップ
赤味噌(八丁味噌)大さじ3
鶏肉 100g
油揚げ 1枚
シイタケ 2個
かまぼこ 4切れ
ネギ 10cm
卵 2個
三つ葉 適量
<作り方>
(1)鶏肉は一口大に切る。シイタケは石づきを取っておく。
(2)鍋にだしを入れて、沸騰したら味噌を溶かし入れ味を整え、鶏肉を加える。
(3)表示通りに茹でたうどん、油揚げ、シイタケ、かまぼこ、ネギ、卵を入れて、ひと煮立ちしたら三つ葉をちらす。
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