新人賞の平田憲聖「名前を呼ばれてびっくり」 着用したネクタイは当日朝にある先輩が…

  • 最優秀新人賞を受賞した平田。左は諸星裕会長(撮影・横山健太)
  • 最優秀新人賞を受賞した平田。左は諸星裕会長(撮影・横山健太)
  • 最優秀新人賞を受賞し登壇する平田(撮影・横山健太)
  • 最優秀新人賞を受賞し登壇する平田(撮影・横山健太)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2日、東京都内で今季男子ツアーの表彰式を開き、今季4勝の平田憲聖(24=ELECOM)は最優秀新人賞と、報道関係者の投票によるゴルフ記者賞を受賞した。

新人賞受賞者には、初代会長だった故島田幸作氏の名前を冠したトロフィーが贈られる。それを手にした平田は「名前を呼ばれたときにはすごくびっくりした。若い選手がたくさんいるなかで、この賞をいただけてうれしい」と笑顔で話した。

今季は安定した強さを発揮。しかし前日に終了したツアー最終戦では、逆転で賞金王のタイトルを逃した。「4勝できたし、良いことも悪いことも経験できた。この悔しさも、去年には感じなかったもの。来年につなげられるように頑張りたい」と見据えた。

この日はえんじ色のネクタイで登壇。実は前日、ネクタイを自宅に忘れていたことに気づいたという。「今朝、(プロゴルファーの)小木曽(喬)さんに『ネクタイを2つ持っていませんか』と連絡したら、『持っていないけれど、いまから靴を買いにいくから、一緒に買ってきてあげる』と返事をいただいて」。結局、靴屋はまだ営業時間前だったようで、「僕のネクタイだけ買ってきていただくことになり…」と恐縮気味に感謝した。