リオデジャネイロ・パラリンピック日本選手団の解団式が19日(日本時間20日)、リオデジャネイロ市内で行われ、メダリストら22人が出席した。

 今大会は12年ロンドン大会の倍となる金メダル10個を目標に掲げていたが、64年東京大会以来、初の金メダル0個で終わった。冒頭で、大槻洋也団長は「4年後を迎えるにあたり、各競技団体は客観的に今回の結果を分析して、強化へつなげないといけない。20年は目標の成績が残せるように頑張ります」と語った。

 今大会の結果を受けても20年東京大会では金メダル獲得ランキング7位、金22個を目指す。「ランキングと目標は下方修正しない。することが競技力の低下につながる」と大槻団長は話した。

 シングルス3連覇を狙って、準々決勝で敗退後、ダブルスで銅を獲得した、車いすテニスの国枝慎吾(32=ユニクロ)は「銅を取った瞬間は金と同じぐらい喜びました。(今大会後)少し休もうと思ったけど力が沸いた。銅は今後の競技人生において、心の支えになります」と笑みを見せた。