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 早大の3冠か、東洋大の3連覇か、それとも他大学か。第87回箱根駅伝が1月2日、3日の2日間、開催される。往路復路合計217・9キロに挑むのは、走力も戦術も異なる全20校。優勝やシード権の確保など、それぞれ目指すレベルは異なる。だが共通するのは、能力の高い選手が1人いたとしても目標達成は難しいということ。上位に食い込むにはチーム全体の力が試される。それがタスキをつなぐ駅伝という競技のおもしろさだ。駅伝はタスキという存在を通して、先輩から後輩へ、苦楽をともにした同期から同期へ…遺伝子のように受け継がれていく。各チームの監督と選手のコメントから駅伝の醍醐味を読み解いていく。

東洋大学 つぎの山に登れ。

 箱根連覇中の東洋大。だが現状に満足することなく、「次の山を登る」という攻める姿勢を大切にしている。特定の選手だけではなく、どの選手が走っても安定した力を発揮できるチームだ。

酒井俊幸監督(95年3区、96年7区、97年1区=東洋大)
タスキにどれだけチームの思いが詰まっているのか。タスキがあってさらに力が発揮できる選手がいる。タスキがあればこそチーム力が問われる。
選手(4年)
レースで苦しい時、自分がもう少し頑張れば、後ろの人に楽をさせることができる。タスキをつなげる選手がいる、それは力につながる。
選手(3年)
駅伝をしていて一番気持ちがいい瞬間は、タスキを渡した時。全力を尽くして走った後の開放感と緊張から解かれる瞬間がいいですね。
駒沢大学 きのうより、強く。

 総合優勝5度を誇る伝統校・駒大。勢いがある2年生が上級生にプレッシャーをかけており、チーム内に下克上が生まれている。「毎日毎日の積み重ねが人間を変える」と大八木監督。「昨日の自分より強くなる」ために、体力面での強さだけではなく、精神面での鍛錬も重視している。

大八木弘明監督(84年5区、85年2区、86年2区=駒大)
駅伝はチームワーク。10人の力が結集されることによって、ものすごい感動に変わる、そして胸を打つ。
選手(2年)
一番気持ちが高ぶるのは、タスキをもらって、行くぞって瞬間。気持ちが強い人ほどレースで結果を出す。
城西大学 歴史は、つくりだせ。

 6年連続で箱根出場を果たしているが、2001年創部と歴史は浅い。まだまだ発展途上の新しいチームだ。先輩たちが少しずつ作り上げてきたものを、常にバージョンアップしながら成績やチーム力を上げていき、新たな「歴史を作り出していく」。

櫛部静二監督(91年2区、92年2区、93年1区、94年9区=早大)
タスキをつなぐ駅伝という競技は、チームにいくら能力が高い選手がいても、みんなが一体にならないと上位に入れない。
選手(4年)
前に走ったランナーの思いを乗せて走る。個人で走っていてあきらめてしまう場面でも、ここであきらめちゃいけないという責任感や思いが強くなる。そんな不思議なところが駅伝にはある。
早稲田大学 伝統に、勝つ。

 出雲(10月)全日本(11月)を制し、箱根で史上3校目のシーズン3冠に挑戦する早大。選手が身につけるエンジのタスキやユニホームには、過去に先輩たちが築いてきた伝統がある。受け継がれた「伝統の重さに打ち勝つ」ことにより、新たな歴史を作り新境地を開くことができる。

渡辺康幸監督(93年2区、94年1区、95年2区、96年2区=早大)
タスキを握った瞬間、先輩から受け継がれた伝統をひしひし感じる。走った人にしか分からない。箱根駅伝で使うタスキは特別なんです。
選手(3年)
今まで運んできてくれた人の汗がにじんでいるタスキ。もらった瞬間、いつも以上の走りをして次の人に渡さなきゃいけないと強く思う。
選手(3年)
実際にはひもを渡すだけ。でも何か一緒に渡したい。
神奈川大学 信じる道を走る。

 90年代後半に2度の総合優勝を果たし、箱根出場41回を数える古豪・神奈川大。絶対的なエースがいるわけではないが、平凡を積み重ねて非凡を求めていき、強豪校に名を連ねる。「信じる道を走る」ことにより、部員1人1人が戦力となり、その先にある頂点を追求している。

大後英治監督
毎日の練習やレース本番で、レースに出ない選手も含めた部員1人1人が、できることをしっかりやること。その積み重ねで、エリート校にも負けない力を発揮することができる。
選手(4年)
何度も自分に負けそうな時が来るけれど、どれだけ自分を越えられるか。
選手(3年)
魂のリレーが力を引き出してくれる。

◆ナイキによる駅伝マニュフェスト◆

それは重圧となって選手をおそう。
それは折れそうな心を何度もよみがえらせる。

それは走れるはずの距離を走れなくする。
それは走れるはずのないスピードを連れてくる。

それは若いプライドを打ちくだき、
そして若い才能を覚醒させる。

それは目の前の上り坂を
恐怖にも闘争心にも変えるもの。

次のランナーに焦りまでも手渡すもの。
きみがけずりだした1秒を仲間にとどけるもの。

それは汗のにじんだひもきれか、
それとも偉大な伝統の証しか。

靴ひもやリストバンド、シングレット(ユニホーム)には各大学の思いが刻まれている



consavent : ヒント:箱根駅伝 RT @clytieri: 太もも筋肉痛だなぁ。なんで? 2011年2月28日 16:26:41
mxmrk : @roqamina 箱根駅伝?(笑) 2011年2月27日 16:45:18
refeed : 結構やるな!「過酷」での1位は107countで「 箱根駅伝 2011 予選会 - 箱根駅伝 2011 」さんでした! http://bit.ly/fXAJpM ←ここ #sougofollow #followmeJP #refeed 2011年2月27日 13:18:55




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