来春センバツの重要な選考資料となる秋季関東大会は浦和学院(埼玉)の優勝で終了した。

 センバツの関東・東京地区の出場枠は「6」。東京大会の優勝校(11月9日決定予定)と関東大会4強(浦和学院、木更津総合、常総学院、健大高崎)の5校は「当確」。残る1校を東京の準優勝校と関東の8強の残り4校(平塚学園、東海大甲府、松戸国際、川越東)で争う。

 関東4校の中では平塚学園(神奈川1位)と東海大甲府(山梨1位)に可能性が残りそうだ。平塚学園は激戦の神奈川大会で桐蔭学園、横浜隼人、東海大相模、桐光学園といった強豪を次々と倒し優勝。関東大会では初戦で前橋育英(群馬2位)を破った。準々決勝で常総学院に競り負けたが1年生の高田孝一投手を中心に実力は十分。

 一方の東海大甲府も山梨大会優勝。関東大会1回戦では千葉黎明に5回コールド勝ち。1年生エースの菊地大輝が参考記録ながら無安打無得点を達成した。準々決勝の浦和学院戦も6回まで0-0の接戦。7回に本塁打などで3点を奪われ0-4で完封負けを喫したが、優勝した浦和学院と途中まで互角の勝負をした実力は侮れない。

 川越東(埼玉2位)、松戸国際(千葉2位)は同県の浦和学院、木更津総合の出場が有力で地域性から後退しそうだ。

 東京は現在4強が決定。東海大菅生、法政、二松学舎大付、関東第一が勝ち残っている。