加藤良三コミッショナー(71)は19日、WBC決勝が行われた米サンフランシスコのAT&Tパークで会見を行った。18日にソフトバンク王貞治球団会長を交え、米大リーグのセリグ・コミッショナーと会談した際、日本シリーズとワールドシリーズの覇者が対戦する“リアルワールドシリーズ”の実現を目指す意向を伝えられたことを明らかにした。その席上、王氏は「実現するなら、自分が生きているうちに」と言ったそうで、セリグ氏は王会長とハンク・アーロン氏が始球式を行うプランも披露したという。また、巨人が14年に阪神との開幕戦を米国で開催することを検討していることにも触れ「実現するなら歓迎するし、支持すると言われた」と話した。
決勝戦の前には、国際野球連盟(IBAF)のフラッカリ会長と会談。2020年五輪での野球の実施競技復帰を目指して協力することを確認した。