阿炎関(25=錣山)は、幼少期から見ていたという「ドラえもん」を描いてくれました。「なぜドラえもん?」。そんな疑問に「これは今の自分を表現しているんです」と即答。余計に謎を深める読者を見越したように「顔は笑っていても目は血走っているでしょ? これは巡業は長時間移動もあるし、いろんな人と稽古して疲れるけど、ファンの応援はありがたい。そん気持ちが出ているんです」と、補足してくれました。
「ドラえもん」の道具の中でも「一番ほしいのは、どこでもドア」とのこと。実は阿炎関、力士に欠かせない睡眠に関しては繊細。「ホテルのベッドが、あまり得意ではないんです。ふとんがいい。自分のふとんが一番ゆっくり眠ることができます」。どこでもドアがあれば、巡業中もゆっくり自室で休むことができ、今回の巡業でも長い日は6時間にも及ぶ移動も解消。目が血走っていない、純粋な笑顔の「ドラえもん」を描ける日を夢見ています。