センバツ21世紀枠、13日に全国各地区の候補9校発表 滋賀・水口は現校名初の甲子園となるか

  • 水口のグラウンド。ソフトボール部、陸上部、サッカー部らと共用で使用する
  • 水口の室内練習場。雨天時はアップの他、ティー打撃を行う
  • 水口の本塁裏の屋根付き観客席にある、校名の看板

来春の第97回選抜野球大会(3月18日開幕、甲子園)の21世紀枠候補9校が、日本高野連から13日に発表される。日刊スポーツでは近畿エリア各府県で推薦された一部の高校を紹介。今秋の滋賀県大会で8強入りを果たした1908年(明41)創設の県内随一の伝統校・水口(みなくち)に焦点を当てる。

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県推薦校は満場一致の選出だった。同校ではコーチを含めて9年間指導に携わり、今秋監督に就任した柳内洋紀監督(37)は、「普段の取り組みの評価や、球場での立ち振る舞いがよかったのかな」と語った。新チーム発足後、指揮官は「超積極的野球」をスローガンに掲げた。「ダメ出ししません。失敗を恐れずに、と。なぜ失敗したかは考えます」。各選手が日々のミーティングや野球ノートで振り返り、自主性を促す。走塁練習は就任後に走塁練習を毎日取り入れ、盗塁成功率は目に見えて上昇した。

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