【韓国】「駅を血の海にしようか」ソウルの地下鉄で脅迫・暴行した20代男に執行猶予付き懲役刑
韓国ソウルの地下鉄で「駅を血の海にしてみようか」などと、殺害の脅迫をしながら乗客を暴行した20代の男が、執行猶予付きの懲役判決を受けた。
聯合ニュースの報道などによると、ソウル地下鉄3号線の列車で6月17日午後2時ごろ、乗っていた男が座席2つを占領していたところ、他の乗客から席を1つ譲ってほしいという要望を受けた。ところが、この言葉に男は突然席を立ち、相手を殴り始めた。胸の部分を何度も押し、胸ぐらをつかんで振ったり、周辺の乗客に向かって悪口も浴びせたという。
男は駅員によって列車から強制的に下ろされながらも、被害者の腕をつかんでいたという。通報を受けて出動した警察が制止したが、男は上着を脱いで入れ墨を見せながら、被害者に向かって「首を切って殺す」「地下鉄の駅を血の海にしてみようか」と威嚇した。
この過程で被害者は全治2週間の傷害を負い、男は傷害と脅迫、侮辱の疑いで裁判にかけられ、懲役8カ月、執行猶予2年を宣告された。
判事は量刑について「暴力の時間と状況、被害者を侮辱したり威嚇した発言などの罪は軽くはない」としながらも、負傷の程度が軽いことを理由と説明した。