【福岡国際マラソン】4年生で箱根路初出走、ブルボン内定から現役続行へ…号泣V吉田祐也の横顔

  • 好タイムで優勝した吉田(撮影・梅根麻紀)
  • 青山学院大学陸上部の原監督と話をする優勝した吉田(撮影・梅根麻紀)
  • 青山学院大学陸上部の原監督と話をする優勝した吉田(撮影・梅根麻紀)
  • 青学大の原監督(右)と握手をする吉田(撮影・梅根麻紀)
  • 表彰式を終えメダルを手にする、左から2位の西山、優勝の吉田、3位のワンブイ(撮影・梅根麻紀)
  • 折り返し地点を過ぎ、ゲタホン(左)を引き離す吉田(代表撮影)
  • 福岡国際マラソン 折り返し地点を過ぎ、タデッセ・ゲタホン(左)を引き離す吉田祐也(代表撮影)
  • 福岡国際マラソン 36キロ付近で独走する吉田祐也(代表撮影)
  • 独走態勢に入る吉田(代表撮影)
  • 福岡国際マラソン 30キロ付近で競り合う吉田祐也(右)(代表撮影)
  • 福岡国際マラソン ゴールの平和台陸上競技場に向かって独走する吉田祐也(代表撮影)
  • 30キロ付近で競り合う吉田祐也(右)(代表撮影)
  • 折り返し地点を過ぎ、ゲタホン(左)を引き離す吉田(代表撮影)
  • 折り返し地点を過ぎ、タデッセ・ゲタホン(左)を引き離す吉田祐也(代表撮影)
  • 独走態勢に入る吉田(代表撮影)
  • 36キロ付近で独走する吉田祐也(代表撮影)
  • ゴールの平和台陸上競技場に向かって独走する吉田祐也(代表撮影)
  • 福岡国際マラソン2024で優勝し、涙ぐむ吉田(共同)
  • 福岡国際マラソン2024で優勝し、涙ぐむ吉田祐也(共同)
  • 日本歴代3位の2時間5分16秒で優勝し、メダルを手にする吉田祐也(共同)

<陸上:福岡国際マラソン>◇1日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園~福岡市西南部周回~香椎折り返し(42・195キロ)

青山学院大出身の吉田祐也(27=GMOインターネットグループ)が、4年ぶり2度目の優勝を果たした。日本歴代3位の2時間5分16秒。鈴木健吾の日本記録(2時間4分56秒)には及ばなかったが、五輪3大会連続出場の大迫傑の自己ベスト(2時間5分29秒)を超えた。

場内インタビューでは「目標から遠ざかっていく自分が忌々(いまいま)しくてならなかったんですけど、たくさんの方が支えてくれたから、今こうしてこういうレースができた」と号泣。青学大時代に最終学年で初めて箱根路を走った男が、来年9月の世界選手権東京大会へ大きく前進した。

 ◇   ◇   ◇

【吉田祐也のアラカルト】

◆生まれ 1997年(平9)4月23日、埼玉・東松山市出身

◆経歴 東松山市立中東中、東農大三高、青学大を経て、GMOインターネットグループに入社

◆自己記録 マラソン2時間5分16秒、1万メートル27分45秒85、5000メートル13分30秒91(1万、5000メートルはともに24年に記録)

◆箱根駅伝の成績 2年、3年時はともに補員。最終学年で初出場し、4区で当時の区間新記録を樹立して総合優勝に貢献

◆初マラソン 20年2月の別府大分毎日で日本勢最高の3位。2時間8分30秒は当時の日本学生歴代2位の好記録だった。大学卒業後は内定が出ていた大手食品メーカー「ブルボン」に入社予定だったが、原晋監督や瀬古利彦氏らの助言もあり、同3月にGMOインターネットグループでの現役続行を発表

◆趣味 読書

◆座右の銘 「ビジョンは大きく、行動は緻密に謙虚に」

◆サイズ 164センチ、47キロ

【福岡国際マラソン】青学大出身の吉田祐也が大会新!日本歴代3位の2時間5分16秒でV/詳細