いざ虎狩りへ。今秋ドラフト1位候補の明大・野村祐輔投手(3年=広陵)が、3月15日に東京・府中市の内海・島岡ボールパークで行われる阪神とのオープン戦の先発が濃厚となった。静岡・沼津キャンプを打ち上げた24日、善波達也監督(48)が「約束するわけではないが、その辺だったら先発できる」と示唆した。今年の実戦初登板は中国遠征中の3月5日、JFE西日本戦を予定。徐々に慣らした上で、阪神戦を迎える方向だ。
阪神にドラフト上位候補として挙げられる野村も「先発したい」と待望した。過去2度、大学日本代表としてプロと対戦し計2回無失点に抑えたが、ともに中継ぎ登板。それだけに「自分のためになる、いいチャンス」と意気込む。今キャンプでは7日間で1502球の投げ込みを敢行した。「人生で一番投げた」とドラフトイヤーに気合十分。試金石となる阪神戦で、快投を見せるはずだ。